2011年 12月 30日
来年の干支は「辰」。 なので今回は辰にちなんだ「龍神杉」を参拝に行っちゃおう! 聞くところによると、龍神杉から縄文杉に抜ける縦走コースがあるらしい。 なので縄文杉近くの「高塚小屋」で一泊しようと マットと寝袋と食料をバックパックに追加。 この選択が後々重要なものへとなっていくのですが。。。 宮之浦から白谷雲水郷へ行く道の途中から林道に入る事30分、 いよいよ登山開始です。 車を止めたポイントから約1kmは、ダートの林道をひたすら登って行きます。 熱帯の植物が生えているまだまだ標高の低い所から息を付く暇もない急坂の連続!! そして石段が整備されてない本格的な登山道に突入した頃には、 すでに肩で息をしていた。 なんとか休み休み登って行くと、 足を取られる湿った雪ゾーンへ。 この水分を含んだ雪が厄介なのです。 ひたすらこの上を歩いていると、どうしても靴やスソが濡れてくる。 そしてこのゾーンの気温はすでに氷点下。 濡れた所が乾かず、凍ってくるのです。 これが凍傷の原因になり、ひどい時は指先が壊死、切断なんてこともありえます。 雪が予想される登山はかならず、スペアの手袋、靴下、帽子は持って行きましょう。 最低限のマナーですね。 そして「まだか」「まだか」「まだか」「まだか」「まだか」「まだか」、 あった!! やっと会えました「龍神杉」! 初めて見ましたが、この杉、大きさと活きがケタ違いでした。 「縄文杉」にもまけてない大きさと太さ、 さらに青々とした葉も沢山付いて、 生き生きとそのオーラがほとばしっている。 しかもこの龍神杉は根っこの下に入る事が出来、直接触れることが出来る。 僕個人の意見としては、 「縄文杉」をも凌ぐ、たくましい杉でした。 完全に貸切状態の「龍神杉コース」。 縄文杉までもう少し、ヘトヘトになった体にムチを打ってアイゼンを装着し、 先へ進もうとするが、いくら探しても目印(ピンクのテープ)がない。 雪が積もっているこの状況、 ピンクのテープを頼りに歩いて行くのだが、 テープが無いと、うかつに歩けない。 転落の危険性も孕んでいる。 しかし、縦走をするつもりで出てきたので、 引き返す時間も無い。 かといって無理に進むのも危険なので、話し合った結果、 ここの付近にビバークすることにしました。 幸い天気は快晴。 平地も多い所だったし、 風を防げる大きな屋根みたいな木がたくさんある。 そこにマットを敷き、寝袋に包まって一晩を。 暖かい食べ物と飲み物で体を内側から暖め、 体は休むことが出来ました。 指定地以外でのキャンプは禁止なのですが、 これはもう仕方が無いシチュエーションなので、 なるべくそこの自然を傷つけないようにしました。 今回の登山でたくさん学ぶことがありました。 明日はそのまま下山します。
by oceandancer
| 2011-12-30 23:50
| 旅遊び
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